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消えゆくニンジン

ニンジンは夏に蒔きます。
夏に蒔いて、少しずつゆっくりと大きくなって、年末、冬、そして早春に香り高いニンジンが育ちます(うまくゆけば)。

ニンジンは発芽に水を必要とします。
発芽するまでは水が欠かせない、いったん発芽モードに突入したら乾かしちゃいけない野菜です。

ところで、今年の夏はご存じのように、暑い夏でした。
雨の少ない夏でした。
畑のある場所は、何週間も雨が降らない日が続きました。
雨が降るときにニンジンを蒔こう・・・なんて自然本願な考えは踏みにじられるくらい、暑くて乾いた夏でした。

しょうがないので、炎天酷暑、からからの畑にニンジンの種を蒔きました。
そして、毎日軽トラにタンクを背負って、ジョウロで水遣りをしました。
以前にも書きましたが、これがまた大変な作業なんです。
朝夕2回ともなると、労力も時間も食う作業です。

でも努力がむくわれて、ニンジンの発芽が見られた時には嬉しかったですねぇ。
その頃からたまに雨も降るようになりました。
これで一安心。

でも、農業に一安心なんて言葉は無い!(のかもしれません)

なぜか、日々観察するニンジンの双葉が少しずつ減っているようなんです。
ようく見ると双葉が喰われているものがある!
他の研修生仲間の農園でもニンジンがどんどん消えてゆくという声がありました。

最初はマメハンミョウの仕業かと思いましたが、いくら数があってもあのニンジンのちっちゃな双葉がマメハンミョウの旺盛な食欲を満たすのに効率的だとは思えません。
そのうちに、たまたま、ニンジンの葉が喰われているその現場を目撃!
犯人はマメハンミョウではなく、オンブバッタでした!

今やオンブバッタの襲撃を防ぐすべもなく、ニンジンの作はほとんど喰われつくされてしまいました。
あの連日の大変な水遣りはなんだったんだ!?と悔しい思いでいっぱいです。

悔やんでばかりいてもしかたないので、もう一度種を蒔くことにしました。
もう9月になってしまい、蒔き時ではないのですが、小さなニンジンくらいできるかもしれません。物は試しです。後学のための実験です。
翌日からは雨という稲刈りと同じ日にニンジンを蒔きました(幸い品種を問わなければ種は相当量余っていたので)。
また翌日からの雨とともに気温もがくっと下がるそうです。暑さ寒さも彼岸まで。気温が下がれば、虫の活動も少しは下火になるでしょう。

がんばれ、ニンジン!

By | 23. 9月 2010 | ニンジン, | 2 Comments »

2 Comments

  1. Max より:

    .

    ñïñ!!…

  2. roy より:

    .

    thanks for information!…