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旬の野菜情報 2010.10.8

忙しさに加えて、端境期ということもあり、旬の野菜情報の間が空いてしまいました。

端境期・・・。
そおなんです。
夏野菜は影をひそめ、秋野菜ははるか彼方。

新米、就農一年生は(ただでさえ売るものが少ないというのに)売るものが無いよぉ!と泣くのです。

この端境期に収穫をもたらしてくれる数少ない野菜の一つが十角ヘチマ
こんなにいっぱい、こんなに長期間収穫が続くものだとは知りませんでした(でも最盛期は過ぎてしまいましたが)。
ウチも来年は十角へちまを育てようかなあ、という仲間がまわりにちらほら。
お勧めだと思います、十角へちま。

そして、夏の間葛のように繁りながら、うんともすんとも言わなかったフジマメにようやく莢豆ができはじめました。

フジマメ、藤豆。
関東では殆ど栽培されていないようですが、関西ではインゲンマメとも千石豆とも呼ばれて、親しまれてきたお野菜です。あちこちで栽培されていますが、加賀野菜の一つとしても有名なようです。
見た目、がっしりとした大きなサヤエンドウという感じの莢豆。確かにサヤエンドウに比べて食感もがっしりしています。
莢の表面の産毛のせいか、茹でただけではちょっとざらざらとした舌触りが残るため、炒めたり、揚げたりする方が良いようです。炒めると豆の旨みや甘味が出てきます。莢豆じたいには独特の香りがあり、この個性の強さが醤油や味噌と合います。
濃い味の野菜が大好きな人には、おすすめの莢豆です。
もちろん、地方の伝統野菜に興味のある方にもおすすめ。

涼しくなって、復活してきたのがハーブ類。

よれよれだったイタリアンパセリにも新しい葉っぱが出てきました。
猛暑で全滅したかと思っていたフレンチタラゴンも地下の根っこが生き残っていたようで、芽吹き始めました。
そして、猛暑とアゲハの幼虫で瀕死の状態だったスイートフェンネルも生き生きとして、新しい茎葉を展開しています。

スイートフェンネルは魚料理に使うハーブとして知られています。魚のお腹にフェンネルを詰めて焼いたり、魚にフェンネルを挟んで焼いたりすると、魚の生臭みが消え、フェンネルの芳香が加わります。

ところが、このフェンネル、豚肉とも相性抜群なんです。
餃子にフェンネルの茎葉を細かく切ったものを混ぜると、すごく美味しいと友達から教わりました。
試してみたかったのですが、時間がなくって、餃子じゃなく、春巻きでやってみました。豚挽肉にフェンネルのみじん切り、塩、醤油、ごま油を加えて捏ね、その餡を春巻きの皮で包んで揚げてみました。
いやあ、このコンビネーション、いいです。
豚肉とフェンネルの組み合わせは、すがすがしくて、新しい世界が広がります。
ともすると脂っこくなりがちな豚肉に、健胃作用のあるフェンネルはぴったりなのかもしれません。

秋野菜はまだまだですが、ルッコラの間引き菜も採れはじめました。
頑張れ、秋野菜!
頑張れ、端境期野菜!

By | 8. 10月 2010 | 旬の野菜情報 | 2 Comments »

2 Comments

  1. jack より:

    .

    good info!!…

  2. enrique より:

    .

    thanks….