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12月の大雨

12月になりました。
11月下旬、やらなきゃいけないこと山積み状態でしたが、いまだに全部終わっていません。

小麦、エンドウ、ソラマメの種蒔き、タマネギの定植はだいたい終りましたが、サツマイモ、落花生の収穫はまだ全部終っていません。秋ジャガも掘らなきゃいけません。

しかも、小麦、エンドウ、ソラマメの種蒔き直後、タマネギの定植直後、とんでもないことが起こりました。

そう、金曜日の集中豪雨(?)です。
あちこちで被害があったようですが、藤沢でもそこここでとんでもないことになっていました。台風でもないのに・・・。

いつも通っている道が川になっていて通れなくって、軽トラをバックさせてUターンさせたり。
ECOMOに野菜を届けに行く途中で、ふっと横を見ると、親水公園のグラウンドが浸水して、完全に池になっていたり(水深何十センチかありそうでした・・・)。
師匠の農園の研修生によると、朝来る途中、目久尻川が二本になっていたそうです。

ハウスのある小さな畑は、真ん中の通路を濁流が流れ、
田んぼは当然のことながら、くろも分からぬ一面の海。
用水は氾濫寸前か、氾濫真っ最中か、どちらか。

雨がおさまり、出荷を終えてから、各畑を見回ってみました。
小麦、エンドウ、ソラマメを蒔いたところは、かなり土石流が流れたところが多く、蒔いた種がどうなったか分かりません。
定植したばかりのタマネギの苗も一部流されていました。
すでに育った作物も完全に水没したものも多く、泥まみれになっています。

こういうことがあると、雨に弱い畑がどこだかがよく分かります。
元植木畑だったところは、植木を引っこ抜いた後、地盤が低くなっています。
田んぼを埋め立てて畑にしたところでは、場所によって冠水しやすいところもあります。

大雨が降っても冠水しにくい畑にしたいのはやまやまですが、一朝一夕にできることでもありません。
なんとかしなきゃと思う気持ちとしょうがないと諦める気持ち。
農業って、この二つの気持ちの間で揺れ動くことが多いようです。
諦めてばっかりいることもできませんが、なんとかしなきゃと焦りすぎても良くないような気がします。
気持ちのバランスをとるのが難しい。

とりあえずは、麦、豆の発芽を待って、発芽してないところに追加蒔きか・・・。

By | 5. 12月 2010 | | 2 Comments »

2 Comments

  1. ふうごん より:

    こんにちは。
    先日の大雨は、農家さんには被害があったかもなあって思っていました。
    自然が相手、天候と付き合う職業の大変さ、ですね・・・。
    夏は夏であんなに酷暑だったし。

    もう師走で、世間もなんだか気忙しいですね。
    でも、ここ数日の暖かい陽射しに12月であることを忘れそう。

    金曜日も雨があがってからは半袖でいられたし・・・。
    おかしな天気、地震でも起きそうで嫌だなって思ってたら、起きたし。

    とりとめのない事を書きました。
    土曜日は朝から出かけてしまう事も多いですが、そうでない日にはまた直売所に行きますね。
    買ってきた野菜の泥を落としながら、どうやって食べようかなあって考えてる時間が好きです!虫が出て来たりして嬉しいし。
    調理前に、味見と称して生のままかじるのもまた好きなんですよね。

    訳のわからないコメントでごめんなさい。

    • M.T. より:

      ふうごんさま、

      こんにちは。お気遣いどうもありがとうございます。
      そうなんです、自然が相手で、自然に振り回される職業なんですね、農業って。
      どんな異常気象が起きても対処できたらいいだろうな、と思う反面、
      そうなっちゃったら、人間は自然に対して傲慢になっちゃうんだろうなとも思ったりします。

      私も調理前に野菜を生でかじるの好きです。
      特に農業を始めてから、生でかじることが増えました。
      生で食べた時の味もチェックしておかねば、という職業意識もあるのですが、
      時には思ってもみなかった美味しさに出会うこともあるんですよね。
      最近の経験では、冬間近のナスがそうでした。
      もうよれよれのナスなんだけど、見た目も悪いんだけど、畑でもいだそのままをナイフで切って、かじってみると、信じられない甘さと美味しさ。
      この美味しさをみんなにも教えてあげたいっ!
      (でも、そういうのに限って売れ残ったりするんですよね。)

      また、直売所でお会いしましょう(私も行けない日があるのですが)。