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地震後の鵠沼直売で

昨日は地震後、初めての鵠沼直売。
どうなるだろうか?
お客さん、来るだろうか?

不安に思って強風の中、用意した直売所には、いつもどおりの常連さんたちが9:30からぞくぞくとお野菜を買いに来てくれました。

大変なときだけど、頑張ってね
という励ましをいただいたり、
直売所だより、面白く読んでます
と声をかけていただいたり、
いつもよりお客さんとの会話の多い直売でした。

たそりあにとって、とりわけ嬉しかったのが、いつも母娘で来られるお客さん。
たそりあはお野菜それぞれに、ごくごく簡単な野菜の説明、食べ方の説明のラベルをつけているのですが、今まで買ったいただいたお野菜のラベルの裏に、そのお野菜を食べた感想や、どうやって食べたかなどのコメントを書いたものを、直売所で私に手渡してくれたのです。
いや、もう、ほんとに、ほんとに、嬉しかったです。
育ててきたお野菜を売る、お野菜について自分の持っているものを発信する、それに応えが帰ってくる。
こんな嬉しいことはありません。
うちに帰ってからも、この20枚近くの紙片を何度も読み直しています。

コメントの中に、最近ちょっとしたてみやげに直売所のお野菜が活躍している、という一文がありました。
お友達へのそのてみやげを発端に、直売所の話や、野菜の話、食や健康や環境のことまで、いろいろと話がはずむそうです。
ささやかな直売所のお野菜が、そこまでひろがりを持っている、そんな大きな力を持っているのだと知って、感激するやら、嬉しいやら。

でも、嬉しい話ばかりではありません。
このコメントを下さったお客さんは東北のご出身、ご実家が宮城県であるだけでなく、仙台空港の近くにお住まいのお姉さんが今回の地震で被災されたそうです。無事を確認できたものの被災地から脱出することもままならぬ避難生活を送っておられるとか。

また、今回の直売所の目玉(?)の一つは、もち米粉でした。
師匠の農場で作ったもち米の粉。もともとあまり人気のない商品ですが、今回はこの粉で作ったゆべしを試食に出してみました。そして、ゆべしのレシピ(すっごく簡単にできるんです)も用意しました。このゆべしが人気で、もち米の粉は完売。

ところで、このゆべし、もとは直売所の常連さんから教わったレシピなんです。
東北地方の胡桃の入ったゆべしを直売所に差し入れしてくれて、レシピも教えてくれた常連さん、地震前まで毎週来られていたのが、昨日は来られませんでした。
東北がご出身と伺っていたので、やはりこの地震で、とても直売所に来れるような状況じゃないのかも、と。

被災されている方が、一日でも早く、少しでも落ち着ける場所に移れますように、心から願わずにいられません。

なお、昨日の直売の売上の10%を義援金として、日本有機農業研究会事務局の被災対策の窓口に送らせていただきます。
(昨日の売上の10%+募金箱に集まった金額は、¥9,470になりました)
日本有機農業研究会事務局の被災対策の窓口については、こちらをご参照下さい。

http://www.joaa.net/moyoosi/mys-90-0317.html

募金いただいた皆様、励ましや心遣いを下さった皆様、そして直売所にお野菜を買いにきて下さった皆様、どうもありがとうございました。

By | 20. 3月 2011 | 直売所 | 地震後の鵠沼直売で はコメントを受け付けていません。

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