お客さんに教わったレシピ
昨日は、鵠沼の直売所の日。
最近はだいたい毎週こちらに出かけて店番に加わっております。
最近宣伝のビラ配りを二回ほど行った下さったおかげか(ビラを作ってくださった方、配ってくださった方、ありがとうございます)、地道にお客さんが増えてきているような気がします。
ビラ効果だけでなく、散歩の途中でこの直売所を見かけて寄ってみたとか、いつも通る道で前から気になっていたとか、そういうお客さんもいらっしゃって、通りすがりに目をとめていただけるような魅力が少しずつこの直売所にも増えてきているのかな?なんて思うとうれしくなります。
今回、たそりあで出した野菜には、珍しい野菜が一つ。
へちまの実
最近はご存じの方も増えてきたようですが、それでもまだまだヘチマの実が食べられることを知らない方は多いみたいです。
ヘチマの実、というと、小学校でクラス栽培して、たわしにしたあのヘチマ・・・という連想が一番多いかもしれません。
ところがこのヘチマの実は食べられて、しかも沖縄では非常に一般的な野菜なんです。沖縄ではナーベラーと呼ばれています。
直売所でもやはり「えっ、ヘチマの実って食べられるんですか?」と知らないお客さんの方が多かったです。
お客さんだけでなく、農家仲間でも知らない人が多いんです。
今回たそりあが出したのは、十角へちまと呼ばれる品種。
小学校でクラス栽培して、たわしにした、すべすべしたヘチマと違い、縦に稜線が走っているごつごつしたヘチマです。
稜線を含む皮の部分は硬くなっているので、皮をピーラーで剥いてから調理します。
皮の下は種も含めてやわらかく、種取りする必要もなく、そのまま使えます。生でも甘味があって美味しく、炒めるととろりとして、ズッキーニのような風味が出て、さらに美味しくなります。
さて、お客さんの中にもヘチマの実をご存じの方がいらっしゃいました。
閉店間際に駆け込みでお買い物にいらっしゃった方は、ヘチマがあると聞いて、2本下さい!と即買い。
またぶらりと直売所に寄って、ヘチマだけをお買い上げいただいたおじさまには、これ、味噌汁に入れると美味いんだよね、と教わりました。(たそりあ妻は昔よその直売所で買った十角へちまを炒めて食べたわずかな経験しかありませんでした)
ほほう、味噌汁に入れると美味いのか・・・メモメモ。
お客さんから野菜の美味しい食べ方を教わると、なんだか得した気になります。
昨日は、実は他のお客さんからもお野菜のレシピを教わりました。
一つはゴーヤのわたの天麩羅。
ゴーヤのわたを分離し、種を取り除きます(ただし種の殻の部分は残しておきます)。これに衣をつけて揚げたゴーヤのてんぷら(塩をつけて食べる)は、衣がサクッ、わたがとろり、種の殻がカリッと、食感の三重奏になり、とっても美味しんだそうです。
もう一つは焼きナスのバリエーション
焼きナスにとろろ芋をおろしたものをかけ、麺つゆかポン酢などをかけて食べるというもの。
これは実はお金が無い時バージョンで、お金がある時バージョンでは、とろろ芋の代わりに湯葉を使うのだそうです。
どれも美味しそう。
機会があれば、是非作って、食べてみたい!
たそりあ妻もできるだけお客さんに、お野菜の美味しい食べ方を提案していきたいと思っていますが、お客さんから美味しい食べ方を教わるのも大歓迎!
直売所に来られた方、是非マイレシピをいろいろと教えてください。