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Archive for 7月, 2010

待望の雨!?

水曜日, 7月 28th, 2010

「お湿りが欲しいですねえ」

が挨拶と化していた今日この頃でしたが、ようやく一昨日待望の雨が降りました。

でも・・・

あそこまでどしゃどしゃ降らなくても・・・

畑には大きな水溜りのできた跡や、
とうもろこしがなぎたおされた無残な姿や、
播種したばかりのニンジンの畝に洪水が襲った跡や、
ハウスのプラグトレイの土がえぐられ、レタスの根っこがむきだしになった様や・・・

いやいや、自然というものはなかなか人間の思い通りにならないものです。
(当たり前のことですが)

唯一無条件で生き生きとしているのがウリ科です。
このところの猛暑&水不足でぐったり黄色くなりかけて、奇形果も増えていたウリ科。
どしゃぶりでも、バケツをひっくりかえしたような雨でも、風呂桶をひっくりかえしたような雨でも、琵琶湖をひっくりかえしたような雨でも、いやもう嬉しくてたまらないという風情です。

昨日は師匠のお母さんに、簡単キュウリ料理を教わりました。

1.キュウリは洗って、塩ずりしておきます。

2.大きめの鍋に湯を沸かし、煮立ったらキュウリを入れて短時間茹でます。大きな鍋に一回にキュウリ4~5本くらいだそうで、キュウリを入れておさまったお湯が再び煮立ってきたらすぐ取り出すくらいの時間。かなり湯通しに近い感覚です。

3.湯通ししたキュウリはそのままザルの上などで冷ましますが、冷める前に塩を振っておきます。

4.冷蔵庫で冷たくして召し上がれ。

ちなみにこの湯通しキュウリは冷蔵庫で2~3日保存できるそうです。
B級品のキュウリを一度にたくさん短時間で料理したい時に、便利な調理法です。
生でもないけれど、完全に加熱したわけでもない、生でもないけれど、漬物でもない、そういう食感です。冷やしておくと、暑い昼下がりに、お茶請けにいくつでも食べられちゃう湯通しキュウリでした。

農地、新たにゲット!

月曜日, 7月 26th, 2010

藤沢に隣接するA市の農地が借りられることになりました!

春にA市の農業委員会に農地取得の相談に行った時に提示され、申し込んでおいた農地なのですが、実は

A市では、新規就農者が農業委員会を通じて農地取得を行った前例が無い!

ということで、どーしたらいいのか、今後のためにどーすればいいのか、みたいな審議がいろいろ長引いたようです。
何度も農業委員会その他が開かれ、審議した結果、今日の委員会でとうとうOKと決まりました!
いろいろな方のお力添え、ご尽力あってのOKです。
また、今後のA市での新規就農者にとっての前例となる貴重なOKです。

今からなら秋作になんとか間に合う。
新しい農地は、秋冬のアブラナ科をいっぱい植えたいなあ。
でも、小麦もやりたいし、レイアウトを急いで考えなきゃなりません。

旬の野菜情報 2010.7.25

日曜日, 7月 25th, 2010

野菜情報に新しい野菜の情報を追加しました。
昨日の鵠沼の直売所に初お目見えした野菜たちです。

トマトのラインアップには、調理用トマトが新たに加わりました。

トマトソース用の Russian Big Rome

詰物料理に向いているという German Striped Stuffer

ナスでは、イタリア料理でよく使われる、白と紫のきれいなストライプ模様のナス、Listada De Gandiaが実りはじめました。加熱するととろけるような食感がたまりません。

そして、小さいけれど、皮が薄くてやわらかい伊勢ピーマンや最近人気の万願寺とうがらしと、夏野菜の品種が少しずつ増えていきます。

春蒔きのニンジンもいくらか大きくなってきたので、ひとみ五寸を初めて出してみることにしました。甘くて香りの良いニンジンです。

播種が遅かった野菜エゴマも少し繁ってきたので、今回から少しずつ出してみることにしました。

代わりにビーツ(キオッジャ)が終了しました。畑に残っていたビーツは、もう根っこの小さめのものしか残っていません。暑さで葉っぱも貧弱です。全てB級品として自家用にまわすことになりました。
ビーツは秋作もやる予定ですので、その時までしばらくお待ち下さい。

中干しと土用干し

金曜日, 7月 23rd, 2010

農園たそりあでは田んぼもやってます。
こちらは販売用じゃなくて自家用。ささやかな面積です。

その田んぼが今日から中干しに入ります。
中干しとは、田んぼの水を一斉に抜くこと。
水利は一枚の田んぼだけでコントロールするわけにはいきませんから、地域一帯の田んぼが一斉に中干しに入るわけなんです。

田んぼが一時的に干上がることにより、イネの分けつが抑えられるのだそうです。無駄な分けつを抑制するためとか。
また、田んぼの地面に酸素が供給されることで、いろいろメリットがあるそうです。
(すみません、このあたり私は勉強不足なので、詳細はよく知らないんです)

中干しは一週間ほど続くのだそうです。

さて、中干しとは別に、昨日まで田んぼのわきで別のものを干していました。

それは・・・梅干。

毎日、毎日、畑に出ていると、うちで土用干しをするヒマがありません。
ならばいっそのこと畑で土用干しをやってしまえ。
と、梅の入ったカメ、その他を軽トラで運んできたわけなんです。

三日三晩、天気予報とにらめっこしながら、時にはハウスの中に避難させての土用干し、なんとか昨日の夕方無事終了しました。

田んぼも干し、梅も干し・・・
干すという作業の奥深さにちょっとしみじみ。

直売所の地図、載せました

水曜日, 7月 21st, 2010

農園の名前も決まったし、
荒削りながらホームページも作ったし、
と近隣のお友達にホームページのご案内を送ったら、

で、直売所はいったいどこにあるの???

というリアクションが数件・・・。

すみません、農作業が忙しくてさぼっていましたが、ホームページを立ち上げた時から、既に直売所の地図は載せる予定でおりました。
ただ、Google Map の貼り付けがどうやったらできるのか?というのを調べる時間がなかなかとれなくて、ずるずると後回しになっておりました。

が、昨夜頑張って地図載せました! → こちら

農園たそりあのタイトルの上のメニューから「直売所」をクリックしていただいても、地図が表示されます。

毎週土曜日9:30から12:00頃までオープンしておりますが、たまあに売れ行きがものすごく良くて、殆ど売り切れてしまうと早めにクローズすることがあります。
珍しい野菜、数量の少ない野菜は早めに売り切れてしまうこともあるので、いろんな野菜をチェックしたい!という方は、やはり早めのご来店をお勧めいたします。

車一台分の駐車場(駐車スペース?)を借りて、小さなテントをたてただけの、ものすごくこじんまりとした直売所です。
緑色ののぼりが立っているのが目印です。
たいていお客さんの数より、野菜を持ち寄ってきた農家のいかつい兄ちゃんたちの人数の方が多いという直売所ですが、みんなやさしくて親切な人ばかりなので、怖がらずにご来店下さい。

季節の野菜やハーブ以外にも、玄米や豆などが出ることもあります。
もちろん全部化学肥料無使用、農薬もいっさい使っておりません。
お野菜通信もこちらに置いてあります。
その「お野菜通信」ください、って言えば、どうぞってくれますから、お気軽にお申し付け下さい。

お近くにお寄りの節は、是非のぞいてみて下さい。
また、こういう美味しい食材に興味あるお友達の方にも、是非教えてあげて下さい。

ハーブティー試飲

土曜日, 7月 17th, 2010

毎週土曜日の午前は、鵠沼で直売所が開かれます。
夫の研修仲間が去年の終りから始めた小さな直売所で、師匠の農園+いくつかの農園が毎週ここに野菜を持ち寄ります。

今日は、農園たそりあから出荷する野菜と一緒に私も直売所に行ってきました。

目的は、ハーブティーの試飲。

農園たそりあではハーブもいろいろと育てているのですが、普通の野菜に比べるとハーブの売れ行きはあまりよくありません。

知らないハーブ。
見たこともないハーブ。
このハーブを使って、何をどうすればいいのかよく分からない、そういうハーブ。

直売所にいらっしゃるお客様には、ハーブというのは、まだまだ近寄りがたい存在のようなんです。

そこで、お客さんに、こんなに簡単にこんなに素敵なハーブティーができるんですよ!

とアピールするために、不肖わたくしめがハーブティーのボトルを抱えて直売所におもむくことになったわけです。

用意したのは、

・レモングラスのハーブティー

・レモンバーベナのハーブティー

どちらもレモンの香りのさわやかなハーブティーです。
あまり濃く煎れずに、冷やして飲むと、暑い夏にはごくごくと飲み干したくなる、魅力的なハーブティーなんです。

もともとは直売所で売れ残ったレモングラスやレモンバーベナを使って、師匠の農場でハーブティーを皆さんにふるまっていたら、

これ、美味しいよ
このハーブティー、お客さんにアピールしてみれば?
簡単にできるところもいいし

などなどのご意見をいただきまして、今回の試飲に至ったわけなんです。

問題は私が営業向きの性格でないこと。

「あの~、冷たいハーブティーの試飲をやってるんですけれど、よかったらどうぞ」
となんとか紙コップを押し付けても、その先のハーブのアピールがなかなかうまくできないことが多く、役立たずのまま直売が終ってしまったような感がありますが、それでもたくさんのお客様が「あら、美味しいわねえ」と仰って下さいましたし、何人かのお客様は、じゃあ作ってみようかしらと、レモングラスやレモンバーベナをお買い上げ下さいました。

どうもありがとうございました!

直売所でうまくアピールできなかった分、ここで補いたいと思います。

レモングラスのハーブティー
レモンバーベナのハーブティー

どちらもレモンの香りのさわやかなハーブティーです。
特に冷たくしてごくごく飲むと夏にぴったり。
しかもこのハーブティー、作るのも簡単。
しかもレモングラス1~2本で1Lの冷たいハーブティーが作れちゃうんです。

鵠沼の直売所では、これからもレモングラス、レモンバーベナを毎週少しずつ出してゆく予定です。
どうぞご贔屓に!

早朝からチラシを配る

木曜日, 7月 15th, 2010

農園たそりあは今年5月にようやく農地を借りることができました。
ただ借りた農地は、しばらく使われてなかった畑。
まず草刈りから始めなきゃなりませんでした。
頑強な雑草と闘い、堆肥を入れ、少しずつ耕うん。

これがけっこう時間のかかる作業です。

5月になったら夏野菜の植付を・・・なんて夢見ていましたが、甘い、甘い。
なにもかもが後ろ倒しに倒れていくスケジュール。
当然のことながら、他所様ほどちゃんとした野菜がちゃんとした収量採れるわけがありません。

それでも、野菜は強いもの。
少しずつ、少しずつながら、いろいろな野菜が収穫できてきます。
収穫できたら、次は売ることを考えなきゃなりません。
ここが農家と家庭菜園の違いです。

幸いながら、夫の研修仲間が研修中から鵠沼で野菜直売所を始めていました。
現在、この直売所には師匠の農場、師匠のところでかつて研修をされて就農された農家などが野菜を週イチで持ち寄って販売しています。うちもこの直売所に非常にお世話になっています。

こういう小規模の直売所の大変なところは、

1.コンスタントにお客さんをゲットしなきゃいけない

2.コンスタントに野菜を売り場に集めなきゃいけない

ところが、野菜にはどうしても端境期というのがあります。
冬野菜のニンジンだのネギだのがとうとう終ってしまい、春になってから蒔いた種がまだ収穫期を迎えていない・・・その頃は端境期の一つです。
施設で野菜を作っていれば、そういう端境期の問題もクリアしやすいのでしょうが、有機農業をやっている農家ではどうしても施設野菜の比重は少なくなりがちです。いきおい、自然のサイクルに合わせた野菜しかできない・・・ということになってしまいます。

やっと軌道にのりかけてきた直売所も、端境期に野菜の種類、数が減ってしまうと、一度ついたお客さんの足も遠のいてしまいます。

そこでもう一度直売所のアピールをすべく、ちらしを作って配ることになりました。

直売所を立ち上げた時にも、ちらしを作って配り歩いたそうですが、今度はもうちょっと広い範囲で配るとか。

というわけで、直売所に野菜を出している農家が集まって、今朝からちらし配りをやりました。
直売所を中心に自転車で広範囲に郵便受けに放り込んでゆきます。
夫も早朝、このちらし配りに参加すべく出かけてゆきました。
ご苦労さまです。

野菜を作るだけじゃない、野菜を買ってもらって、食べてもらう。

そこで生じる人と人のつながりは、地道に築き上げていかなきゃいけないんですね。

お中元

火曜日, 7月 13th, 2010

農園たそりあは夫婦二人の農園です。
夫は、去年一年農家で研修を受け、今年春に就農認定を取りました。
そしておおかたの新規就農者の例に洩れず、農地取得では悪戦苦闘しました。
いろんな方のお力添えもありまして、ようやくそこそこの大きさの農地がゲットできたのが、もう5月に入ってから。
今のところ、どの地主さんも借り賃はいらないから・・・と仰ってくださっています。
ありがたや、ありがたや。

そして、地主さんにこの感謝の気持ちを伝える季節が年に二回あります。

盆&暮れ

お中元&お歳暮

実は農園たそりあの不肖夫婦は都会もんで、今までお中元・お歳暮とは無縁でした。
お中元と言われても何をどう用意していいのか分からない不肖夫婦は、夫の研修先農家(実は農園たそりあの地主さんの一人でもあるのですが)のお母さんに、土地の風習も含めてあれこれ御指導いただきました。
おかげさまで、なんとなく、ほんのちょっぴりなんですが、お中元・お歳暮の形というものがぼんやりと分かってきたような気がします。けっこう合理的な側面もあったりして、ふんふん、へえーと。

御指導のおかげで、地主さんへのお中元もつつがなくおさめることができました。

・・・と書きたいところですが、実は思わぬハプニングが。

当の研修先農家に持っていったお中元が断られたんです。

私はあなたたち研修生のことは自分の子供だと思っているのよ。
子供からお中元なんて受け取れないわ。
それはだめよ!

だめよ、って言われても・・・お母さん・・・。

宙に浮いてしまったお中元が一つ。
(でも、私の焼いたパンは受け取ってくれて、ありがとう、お母さん)

農園たそりあの誕生

月曜日, 7月 12th, 2010

今日、農園たそりあが誕生しました。

いえ、農園じたいはしばらく前からあったんです。
農園の名前もちょっと前にやっと決まりました。

それを初めて公表したのが今日。

たがやして
そだてて
りょうりして
あじわう

土から始まって、口福となるまでの流れを夢見る農園。

そんな意味合いをこめてつけた名前です。

口に入れて、思わずにっこりして、なんぼの野菜です。
にっこりするのには、味も含まれていますが、信頼も含まれています。
味も信頼も背負うのは、生産者としてはしんどいことかもしれませんが、夢は大事です。

夢に向かって第一歩を踏み出した・・・のかもしれない今日。