雪の重み 風の強さ
今年の冬は雪も降らない、雨も降らない、畑に潤いが欲しいよ~と思っていたら、冬型が緩んで先日雪が降りました。
天気予報ではほとんど想定していなかった雪に、野菜のこさえで遅くなったたそりあ夫は難渋したそうです。明けた翌日は、一面の・・・というには少々語弊があるものの、見渡す屋根々々は真っ白、路肩にも、走行中の車の屋根にも雪、雪、雪です。
積雪で怖いのは、ハウスの倒壊だそうです。
ビニール屋根に積もった雪の重みが屋根の直管パイプをひしゃげて押しつぶしてしまうと、せっかくのハウスも一夜にして使い物にならなくなります。
幸いそこまでの積雪ではなく、ハウスは無事。
胸をなでおろしてほっとしたのも束の間。
無事だろうかと見廻った畑の一つが、けっこう悲惨なことになってました。
ビニールトンネルの倒壊(?)
細い支柱をアーチに畝に並べて、その上にビニールをかけただけのシンプルなトンネルですが、それが雪の重みでつぶされていました。
アーチの支柱はなぎたおされるように、地面に這いつくばり、雪の重みに抗して立ち上がる力を持ちません。
幸い、ビニールの上に積もった雪をはらえば、枷をはずされたウサギのように、自力でアーチが復活します。
でも、復活しないところも数箇所。
そういうところでは、アーチの支柱が折れて、ビニールをつきやぶっているんです。
こういうところは支柱を取り替えて、修復する必要あり。
ついつい資材費をけちって、一番安いものを買ったのを後悔するのは、こういう時です。
なんで少々高いお金を出しても、もうちょっと太いがっしりとした支柱を使うか、身にしみて分かるのが、こういう時です。
就農一年生のお勉強です。
雪が積もった数日後、今度は土砂降りとともに強風が吹き荒れました。
今度は別の畑のビニールトンネルのビニールがはがされ、めくられました。
こちらは土砂降りで大量の水分を含んだ畑の土が液状化(?)したせいで、ビニールの端をおおっていた土盛りが緩んだせいじゃないかな、とたそりあ夫は考えているようです。
借りた畑がどういう性質を持つ畑か、身にしみて分かるのが、こういう時です。
就農一年生のお勉強は尽きることがありません。
ちなみに雪国では、ハウスの積雪対策として、冬の間はビニールをはがしておくのだそうです。
場合によっては、冬が来る前にハウスを解体し、春が来るとまたハウスを組み立てるということを毎年やったりもするのだそうです。
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tnx for info….