神奈川県の農産物の放射能濃度は暫定基準値を下回っています。
今日の鵠沼の直売で、張り出した紙の文句です。
昨日、神奈川県のプレスリリースで発表された、神奈川県の農産物の放射能濃度は、いずれも暫定基準値を下回っていました。
でも、それらの放射能濃度は必ずしもゼロではありませんでした。
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p163720.html
微量ながらも放射能汚染されている野菜。
これをどうするか、出荷すべきか、否か?
鵠沼の直売を中止すべきか、否か?
鵠沼直売メンバーの農家は悩んだ結果、暫定基準値以下である間は、直売はやろう
ということになりました。
原発がただならぬ事態の変化を見せる中、原発についても、放射能についてもド素人の農家の集団は、どうすべきか判断がつかないのが現状です。
いろんな人の意見を聞き、放射能の解説サイトを読み、結局分かったことは、
誰にもこうだ、ああだ、と決められないのではないか?
ということでした。
もちろん放射能汚染がもっと高いレベルになってくれば、話は違ってきます。
しかし、低量被爆がどういう影響を及ぼすのか、実はまだ定説がない、さまざまな説があるけど決着がついていない、あるいは僅かなリスクに対してこういう態度をとるべきだという指針めいたものは誰も示すことができないのが現状なのではないか・・・。
もう一つ共通にある認識が、
まあ、大人はしゃあないわな。
暫定基準値以下という微量の放射能汚染、不安はあっても、その不安の上に胡坐をかき、贅沢な文明、贅沢な文化を享受してきた大人は、ある意味そういう状況を受け入れるべきではないか・・・
という考えです。
ただ、子供にはできるだけ安全なものを食べてもらいたい。
子供やこれから子供を持つであろう若い人には、できるだけ安全なものを食べてもらいたい。
これも我々の共通の気持ちでした。
とはいえ、一人一人に対して、ああせえ、こうせえと言える立場ではなく、どういう野菜を食べるか、どういう野菜を買うかは、消費者の判断にゆだねる、我々はできるだけ情報は開示はするけど、それ以上のことは今はできない。
で、冒頭の紙(他に野菜は洗ってくださいとか、そういう注意事項も書いてあります)を張り出して、直売を始めました。
いつものように野菜を買いに来てくださるお客さん多数。
励ましてくださる方。
差し入れして下さる方。
でも、終ってみると、やっぱりお客さんは減っているという実感がありました。
特にいつも子供連れで来られるような方、若い方が今日はあまり来られなかったようです。
実は、これ、ほっとしました。
もし、他所で、うちよりもさらに安全な野菜が手に入るのなら、是非そちらをお子さんには食べさせてほしい。
ここよりももっと安全なところに逃げ出せるのなら、逃げ出してほしい。
(実際に、まわりでも妻子を疎開させた、家族で西に引っ越したなど、あれこれ聞きます。)
そうは割り切っていても、ちょっと寂しい気持ちです。
いつものような直売所に戻る日がいつか来るのかしら?
屈託なく、美味しさだけを考えて、野菜を売れる日がいつか来るのかしら?
あの地震以来、足が地につかないような感覚の日々もありましたが、最近ようやく落ち着いて来ました。
日常と平静が当たり前でなくなることやそれを取り戻すことの難しさ、逆にそのありがたみを心底感じていました。
先週は用事があり直売所に行けませんでしたが今週は行けると思います。
恒例化してる土曜日の過ごし方なので、ゼヒ行きたいです。
行かないとなんだか変な感じで物足りない。
娘も楽しみにしてます。
ふうごんさま、
ありがとうございます。
コメントいただけて、とても励まされました。
私もともするとブラックホールにでも落ちていきそうな感覚を時々覚えます。
不安を感じているのは私だけではなく、まわりのみんなが何かしら今までにない感覚を抱きながら過ごしているようです。
こういう時は一人になっちゃいけないんですね。
そして、普段の生活を続けていこうという意志も大切なんですね。
鵠沼の直売、私も楽しみにしています。
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ñïñ çà èíôó!!…
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