旬の野菜情報 2010.9.24
野菜情報の更新です。
秋野菜はまだ育っていませんが、夏のはじめに蒔いたレタスを出荷しています。
また定植の遅れたパプリカに少しばかり収穫が。唐辛子も色づいてきました。
残暑厳しい頃には苦味の強かったレタスも、少し気温が下がってくると苦味がさわやかに、美味しくなってきました。
逆に今度は一気にとうだちを始めようとするため、とうだちする前にどんどん出荷せざるを得ません。オリンピアなどはほんとは結球レタスなんですが、緩めの結球のままで直売所に運びます。
春蒔きのレタスの種の残りをたわむれに夏の始めに蒔いてみたのですが、夏のレタス作りの難しさを実感。
それでも、夏場は直売所にもこのようなレタスはほとんど無いため、半結球のものでも売れ行きが良いようです。
パプリカやししとうなどは春にたくさん苗を作ったのですが、農地開墾作業などに追われて、十分なケアができないまま、雑草に埋もれて出荷できるような収穫ができないまま過ぎてしまいました。でも、かなり遅くに定植した一群から最近僅かばかりの収穫ができています。
Doux D’Espagne:赤いパプリカで、完熟すると生でもとても甘く、美味しい品種です。
Golden Marconi:黄色いクサビ型のパプリカで、甘味のあるきれいな品種です。
ひもとうがらし:辛くないししとうの一種で、奈良の在来種です。スリムな形と旨みが特徴ですが、残暑のせいか、虫が多いせいか、わずかに辛みが出てしまいました。炒め物にしたり、焼きびたしにしたりと楽しめます。
辛い唐辛子もいろいろできてきました。
でも、こちらは実を言うと、まだ味見してないんです。
普通のお野菜のように生でばりばり味見ということがしにくい、というのもあります。
やっぱり料理に加えて味を見てみようと思っているのですが、なかなかその時間が取れません。
それでも一応品種をご紹介しておきますと、
Fish:フィラデルフィアやボルチモアのあたりで、魚料理・甲殻料理にずっと使われてきた辛い唐辛子です。
Korean Dark Green:韓国でキムチなどに使われる辛い唐辛子です。濃い緑色の未熟果と赤い完熟果があります。
Leutschauer Paprika:ハンガリーのパプリカ唐辛子の一つで、辛さはマイルド。乾燥させると風味が抜群、だそうな。
Thai Red Chilli:タイ料理に使われる辛い唐辛子。ころんとした形がかわいい。
そして、もう一つ遅ればせながら登場したのが、夏の葉物ツルムラサキ。
実はずっと前から畑にあったんですが、繁りが悪い、味見してみたらくせが強い、ということでお客様に出すのは控えていました。
でも先日再び味見してみたら、くせが無くなり、とても美味しくなっていたので、直売にも出すことにしたんです。
繁りは相変わらずなので、たいした量は出せませんが・・・。
秋野菜はまだまだですが、変なところで夏野菜を引きずっている畑です。
By M.T. | 24. 9月 2010 | 旬の野菜情報 | 旬の野菜情報 2010.9.24 はコメントを受け付けていません。