直売所で教わったレシピ、続きます。
直売所にハーブが出回る季節になりました。ハーブのレシピもいろいろ開発して、お客様にアドバイスしたい気持ちはやまやまなのですが、ハーブ初心者のたそりあ妻、なかなか実現に至りません。
そんな中、直売でセージを買ってくれた友達が、セージを使った肉料理を教えてくれました。その名も
サルティンボッカ
初めて聞く名前です。
薄切り肉と生ハムの間にセージをはさんで、小麦粉をはたいて、フライパンで焼く
という料理なんだそうです。簡単でかつ美味しいとか。
薄切り肉は牛でも豚でも鶏でもいいそうです。
生ハムが無ければ、薄切り肉二枚で代用してもいいそうです。
焼き油はオリーブオイルかバターか、そのミックスか。
焼いた後のフライパンにワインとバターを加えて、煮詰めて、ソースにするといいのだそうです。
やってみたいと思いつつ、まだお肉を買いに行く暇がなくて、実現できてません。
(通い農業やってると、買い物に行く時間がほとんどとれません)
もう一つのセージの利用法は、お豆です。
白いんげん豆を煮る時に、オリーブオイルひとたらし、セージを一枝加えて煮るといいのだそうです。
洋風のお豆のサラダや、お豆のスープを作るのには、この方法がいいのだそうです。
こちらは試してみました。冷凍庫の煮豆(味付け無し)の在庫が尽きたので、先日金時豆とひよこ豆を煮ました。
白いんげんじゃないけどいいか・・・と、どちらにもオリーブオイルひとたらしとセージ一枝追加。
煮上がったお豆には、あの強いセージの香りがくっきりと残っているわけではありません。こんなんで良かったのかなあというくらいほのかすぎるくらいほのかな残り香。
でも、スープにしてみてびっくり。スープが美味しいんです。
お豆とその煮汁だけで作ったスープ、他の出汁はなんにも入れないスープが、なにか分からないけど高級に仕上がってる。
ふだんと違う味、ふだんと違う風味をそこから嗅ぎ分けるのはすごく困難だけど、明らかに食した時の舌の満足度が全然違う。
これにはびっくりしました。
知らなきゃ、セージが入ってるなんて思わないでしょう(それほどセージそのものの存在感は跡形も無くなくなってます)。
おそるべし、セージ。
ちなみにヨーロッパでは、「五月にセージティーを飲めば、長生きする」という諺があり、セージの薬効は高く評価されています。
それから先日こちらのブログでご紹介したオークリーフレタス。
日本でポピュラーなシャキシャキしたレタスとは対極の、バターのようななめらかな舌触りと、繊細な風味をもつ、とっても美味しいレタスです。
サラダで食べるのが一番いいのでしょうが、なにぶん風味が繊細なので、きつい味付けのドレッシングは合いません。
普通のドレッシングのようにお酢を使うと酢のきつさが表に出てよくないかも、酢の代わりに柑橘系の酸味のドレッシングを使ってみてはどうだろうか・・・と思っていた矢先、サルティンボッカの友達から、グレープフルーツドレッシングがすごくよく合う、と情報をいただきました。
こちらもまだ試していませんが(なにせ買い物に行く時間がなくて、グレープフルーツが手に入らない)、グレープフルーツ以外の柑橘類でもいろいろ試してみると面白そうです。
繊細なレタスのサラダには、柑橘系のマイルドなドレッシング。お酢を使う場合には、ワインビネガーよりはマイルドな米酢の方がいいかもしれません。
グレープフルーツで連想して教えていただいたのが、グレープフルーツのサラダ。
皮をむいてばらばらにしたグレープフルーツにイタリアンなドレッシングをかけ、フェンネルの刻んだものを散らすというもの。
簡単で美味しいそうです。
最近、直売では時々もち米粉も出ます(たそりあからじゃありませんが)。
もち米粉販売の時は、試食が出ることがあります。
試食はゆべしか生八つ橋。
どちらももち米粉から作れます。
特に八つ橋は、えっ、京都に行かないと買えないと思っていた八つ橋がこんなに簡単に作れちゃっていいの?っていうほど簡単に作れます。
試食が無い時でも、レシピをつけてありますので、どうぞお試し下さい。
そのもち米粉をお買い上げになられたお客様から、焼きゆべしも美味しいわよ、と教えていただきました。
ゆべしの生地を蒸すんじゃなくって、フライパンで焼くのだそうです。
これも早速我が家で試してみました。
表面に焼いた香ばしさが加わり、蒸したゆべしとは違う美味しさになりました。これもグーです。
間に餡子をはさんでもいいそうです。
アグリスでは、仲間のみらくる農園のお姉さんから、ハーブのレシピを教えていただきました。
バジルを使ったレシピで、すごく変わったのがあったのよねえ、なんだったっけ?
としばらく頭を抱え込んでいたお姉さん、突如、
そう、ハンバーグ、ハンバーグよ!
ハンバーグにバジルを入れたら、すっごく美味しかったのよ!
一時期、はまってたのよ!
バジルが採れるようになったら、これも是非トライしてみたいです。