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旬の野菜情報 2010.10.18

月曜日, 10月 18th, 2010

毎週土曜日の鵠沼の直売、ずっと店番に参加していたのですが、前回はお休み。
というのも、みんな直売所に慣れてきたので、そろそろ毎回全員ではなく、ローテーションで3人ほどが店番に立つという形にしようかとなったのです。
きちんとしたローテーションはまだ発表されてないので、いつ店番に立つか、今の段階では分かりません。

さて、秋野菜がようやく出始めました。

とは言っても、まだ抜き菜です。

ヌキナ、抜き菜、おろな、間引き菜・・・。

いろんな呼び方がありますが、生育途中の混み合ったところを間引いた菜っ葉ですね。
最近出荷しているのは、カブ抜き菜大根抜き菜です。
もちろんのこと、ちっちゃなカブとかちっちゃな大根とかのおまけつきです。

小さいうちの抜き菜は葉がやわらかく、さっと塩もみや浅漬けにしたり、味噌汁の具に入れたりするのに向いています。
カブの抜き菜は、炒めるとカブや漬け菜特有の旨みがあって美味しいです。

とかくおろそかにされがちな抜き菜ですが、単に形が小さいだけで、菜っ葉としての味が劣るわけではありません。むしろやわらかい分扱いやすいんです。見かけたら是非毎日のお菜に加えてあげて下さい。

そして姫冬瓜が大きくなってきました。

冬瓜は夏の終りから秋にかけてでまわる瓜です。
しっかりした皮で、中のみずみずしい果肉をしっかり守っているため、冬まで保存できます。だから冬瓜という名前がついているんです。
味はあまりありません。そのせいなのか、大きな瓜を持て余すからなのか、冬瓜は今一つ人気の無い野菜です。
でも、これをスープや出汁でやわらかく煮含めると、やさしいほっとした一品になります。
特に夏バテの時、体が疲れている時、冬瓜の一品は体にしみじみといきわたるような感じがします。
実際冬瓜は夏バテで疲れた体に効果のある野菜として知られています。

姫冬瓜は普通の冬瓜より小ぶりのサイズで、扱いやすくなっています。
普通の冬瓜も育てていますが、こちらは実がつくのが若干遅く、ただ今生育中。確かに姫冬瓜より大きいです。太さは同じくらいですが、長さが2倍くらい。

人気の無い冬瓜ですが、ローカロリーで、スープなどの具および増量剤に最適、しかも体に良い。
となれば、忙しくてまとめて作り置きしておきたい人や、カロリーの気になる人にはうってつけの野菜とも言えます。
是非一度お試しを。

直売所で教わったレシピ レモングラスのスープ

月曜日, 10月 11th, 2010

昨日のアグリス成城直売では、みらくる農園のパワフルお姉さんとなないろ畑の方と一緒に野菜を売りました。どちらも直売をご一緒するのは初めてです。

直売では、お客さんとのコミュニケーションも楽しいですが、一緒に直売をやる仲間との情報交換も大きな魅力の一つです。
今回ご一緒したなないろ畑のスタッフの方は、野菜の知識が豊富な方です。農家としての野菜の知識だけでなく、植物学的な知識や歴史的な知識も豊富で、いろいろ面白いお話が聞けました。

その方に教わったレシピ、というかレモングラス葉鞘の活用法。

レモングラスの葉鞘はタイではタクライと呼ばれているハーブです。葉の部分は刻んでハーブティーを作るのに使われますが、葉鞘の内側の白いやわらかい部分は葉に比べて繊維が少なくやわらかいため、細かく刻んでサラダなどの風味づけに、またタイ料理のカレーやスープの味付けに頻繁に使われます。
この葉鞘の部分はスープに使われるだけあって、水に入れて煮るといい出汁が出るのだそうです。
しかもこの出汁を使うと、塩分少しで満足できる味になるのだとか(一般に出汁には少ない塩分で食べ手を満足させる効果がありますが)。
減塩メニューに、レモングラスで作ったスープはぴったりだということです。

レモングラスの葉鞘の簡単な活用法を考えていたところだったので、この話はとても参考になりました。
タイ料理に使ってももちろんいいのだけど、タイ料理という枠にこだわらず、普通の家庭料理に簡単にうまく参加させることができれば・・・。
まずはこのレモングラス・スープ、試してみたいです。

もう一つ教わったのが、レシピではありませんが、エンサイ(空芯菜)の特徴について。

空芯菜はもともと東南アジアなどの水辺に生えている植物です。空芯菜という名前は、茎の中が空洞であるところからきているのですが、これは茎が空洞であることによって、水の上に浮くようになっているんです。
直売で聞いた話では、この空芯菜には、窒素をよく吸収するという性質があるのだそうです。
どこぞの窒素分過剰になった湖沼かなんかで、浄化のために空芯菜を栽培したという実験とかもあるそうです。
窒素過剰の畑や窒素過剰の田圃には、空芯菜を植えてみるとひょっとしたら効果があるのかもしれません。

直売関係のお知らせ

月曜日, 10月 11th, 2010

直売所のページに、ECOMOとアグリス成城直売を付け加えました。

ECOMOでは、先日にこにこ農園さんにジョイントさせていただいたエコモノ市以外にも、常設野菜売り場に、まずはレモングラスを置かせていただけることになりました。
レモングラスを買いたいけれど、週一、月一のイベント直売にはなかなか行けない・・・という方は、是非こちらをご利用下さい。
ところでレモングラスは葉っぱをハーブティにする他、葉鞘の部分を料理に使うんですね。直売に出してもなかなか売れないものなので、現在直売には出していませんが、この葉鞘の部分(タイでは確かタクライと呼ばれています)をご希望の方、どうぞお気軽にご相談下さい(お問い合わせはこちらから)。

アグリス成城直売は、先日ブログでご案内しましたように、昨日10日開催され、無事終了しました。
朝のうちは生憎のお天気で、どうなることかと思いましたが、三連休のど真ん中にもかかわらず、そこそこの売上がありました。
サポートして下さったアグリス成城のスタッフの方々、野菜をお買い上げいただいた皆様、どうもありがとうございました。

このアグリス成城直売は、月一で開催される予定です。
原則第二日曜日に開かれますが、来月は第一日曜日である11月7日がアグリス成城の収穫祭であるため、そちらと合同で開催することになりました。
場所も来月だけは、今回(アグリス成城入口の横)とは異なり、アグリス成城の中に変更になります。
収穫祭の日は、アグリス成城敷地も一般の方に開放されるそうですので、皆様是非足をお運びください。

成城学園前でお野菜売ります

金曜日, 10月 8th, 2010

いきなり、成城学園前です。
藤沢から飛んじゃいます。

たそりあが会員である有機農業ネットワーク神奈川

10月10日(日)10:00~14:00、

アグリス成城入口で直売をやることになり、

たそりあも参加することになりました。
(アクセスについては、こちらより)

端境期ゆえ、たそりあが出せる野菜はそんなに多くないのですが、有機ネットの会員農家さんがいろいろな野菜を出品します。なかには、珍しいお野菜、そのへんで簡単に買えないハーブなどもあると思います。

お近くの方、是非足をお運び下さい。

旬の野菜情報 2010.10.8

金曜日, 10月 8th, 2010

忙しさに加えて、端境期ということもあり、旬の野菜情報の間が空いてしまいました。

端境期・・・。
そおなんです。
夏野菜は影をひそめ、秋野菜ははるか彼方。

新米、就農一年生は(ただでさえ売るものが少ないというのに)売るものが無いよぉ!と泣くのです。

この端境期に収穫をもたらしてくれる数少ない野菜の一つが十角ヘチマ
こんなにいっぱい、こんなに長期間収穫が続くものだとは知りませんでした(でも最盛期は過ぎてしまいましたが)。
ウチも来年は十角へちまを育てようかなあ、という仲間がまわりにちらほら。
お勧めだと思います、十角へちま。

そして、夏の間葛のように繁りながら、うんともすんとも言わなかったフジマメにようやく莢豆ができはじめました。

フジマメ、藤豆。
関東では殆ど栽培されていないようですが、関西ではインゲンマメとも千石豆とも呼ばれて、親しまれてきたお野菜です。あちこちで栽培されていますが、加賀野菜の一つとしても有名なようです。
見た目、がっしりとした大きなサヤエンドウという感じの莢豆。確かにサヤエンドウに比べて食感もがっしりしています。
莢の表面の産毛のせいか、茹でただけではちょっとざらざらとした舌触りが残るため、炒めたり、揚げたりする方が良いようです。炒めると豆の旨みや甘味が出てきます。莢豆じたいには独特の香りがあり、この個性の強さが醤油や味噌と合います。
濃い味の野菜が大好きな人には、おすすめの莢豆です。
もちろん、地方の伝統野菜に興味のある方にもおすすめ。

涼しくなって、復活してきたのがハーブ類。

よれよれだったイタリアンパセリにも新しい葉っぱが出てきました。
猛暑で全滅したかと思っていたフレンチタラゴンも地下の根っこが生き残っていたようで、芽吹き始めました。
そして、猛暑とアゲハの幼虫で瀕死の状態だったスイートフェンネルも生き生きとして、新しい茎葉を展開しています。

スイートフェンネルは魚料理に使うハーブとして知られています。魚のお腹にフェンネルを詰めて焼いたり、魚にフェンネルを挟んで焼いたりすると、魚の生臭みが消え、フェンネルの芳香が加わります。

ところが、このフェンネル、豚肉とも相性抜群なんです。
餃子にフェンネルの茎葉を細かく切ったものを混ぜると、すごく美味しいと友達から教わりました。
試してみたかったのですが、時間がなくって、餃子じゃなく、春巻きでやってみました。豚挽肉にフェンネルのみじん切り、塩、醤油、ごま油を加えて捏ね、その餡を春巻きの皮で包んで揚げてみました。
いやあ、このコンビネーション、いいです。
豚肉とフェンネルの組み合わせは、すがすがしくて、新しい世界が広がります。
ともすると脂っこくなりがちな豚肉に、健胃作用のあるフェンネルはぴったりなのかもしれません。

秋野菜はまだまだですが、ルッコラの間引き菜も採れはじめました。
頑張れ、秋野菜!
頑張れ、端境期野菜!

エコモノ市に野菜を持ってゆく

月曜日, 10月 4th, 2010

にこにこ農園さんの出店にジョイントさせていただいての出品ですが、実際に売るのは掛け声も威勢のよいにこにこ農園の当主です。
たそりあは十角へちまとレモングラスを、にこにこ農園の軽トラ荷台に預けて、すっかりおまかせしてしまいました。

陽気で声の大きいにこにこ農園の当主のアピール力はすごいです。
ちょっと見てる間に、十角へちまが半分以上、レモングラスも何本か、売れてしまいました。
売り下手のたそりあとしては、見習いたいところがいっぱい。
声をかけていただいてありがとうございました、にこにこ農園さん。

月一回(毎月第一日曜日)、ロハスなショッピングモールECOMOで開かれるエコモノ市、これからも時々、にこにこ農園さんにおんぶの出品するかもしれません。どうぞよろしく。

堆肥場に咲いた白い花

水曜日, 9月 29th, 2010

これ、何だと思いますか?

剪定枝堆肥を積んでいる場所に生えた茸です。
名前は分かりませんが、真っ白で、大きくて、堆肥がえぐれて洞窟のようになったところに傘を開いているさまは、とてもきれいでした。

厳しい残暑や水不足や虫害や消えてゆくニンジンや発芽しないキャベツのことを忘れて、自然の美しさになごむ一瞬です。

野菜の常識をくつがえそう!

月曜日, 9月 27th, 2010

先日の鵠沼の直売には、ひもとうがらしを持っていきました。

奈良の在来種の辛くないししとうで、細長い形がちょっとユニークです。
でも、ししとうの中には時々辛いものが出てくるように、今年のひもとうがらしは辛くなってしまったものが殆ど。
夏の暑さが厳しかったせいか、雨が殆ど降らなかったせいか、虫が多かったせいか・・・。
それでも秋になってようやく殆ど辛くない実がなる株がいくつか出てきたので、そういう株を選んでひもとうがらしを出荷したわけなんです。

直売所でそういう事情をお話しして、ひょっとしたらちょっと辛いかもしれないけど、できるだけ辛くないものを選んできましたので・・・とご説明申し上げたら、思わぬリアクションが・・・。

辛いのも是非売って下さい!

辛いのは、辛いなりにいろいろと料理の使い道があるのだそうです。そしてそのお客さんはむしろ辛みのある方が欲しいとのこと。
言われてみればそうです。
辛いから食べられないわけじゃありません。
しかも人間は昔からわざわざ辛い唐辛子なんかを栽培して料理に利用してきたんです。
唐辛子ほど辛いわけじゃないけど、適度な辛みのあるししとう・・・十分に食材として成立します。

ししとうはこうじゃなきゃいけない。っていう思い込みが知らず知らずの間に染み込んでいたようです。
ししとうだけじゃありません。
いろんな野菜に対して、こうじゃなきゃいけない、こうなったらもうお客さんには出せない、という思い込みがあちこちにあるんです。

キュウリは育ちすぎて太くでっかくなったら出荷できない。
(ところが太くてでっかいキュウリって味が出て美味しいんです。農家さんでは、こういうキュウリを好む人も多いんです)

サヤエンドウやササゲは若採りしたものじゃないといけない。
(ところがエンドウや十六ササゲは少し豆が太ってきたくらいの方が美味しいんです。豆の旨みや莢の甘味が増えるんです)

ニラやフェンネルは葉っぱを出荷するものである。
(フェンネルの花は葉っぱと同じような良い香りがあって、料理やお菓子のアクセントにぴったり。ニラの花もこの間はじめて食べてみましたが、ニラの香りがたっぷりでこれがまた美味しいんです)

オクラはできるだけ若いものがいい。ちょっとでも大きくなってきたら出荷しない。
(確かに硬くなってしまうと食べられませんが、オクラはむしろ大きめの方が味が良くなるようです)

***はこうじゃなきゃいけない、こうなっちゃったらもう出荷できない。

この縛りはいったいどこから出てきたのでしょう。
巷にあふれている野菜の本などにも買う時の選び方なんてのがいろいろ書かれていますが、そういう画一化が進んでしまったからなんでしょうか?
農家でないと、なかなか育ちすぎた野菜や出荷されない部位を食べる機会はありません。
本に***を買う時にはこういうものを選びなさいと書かれていると、比較するすべもないまま、そういうものかと思ってしまうことも多いでしょう。

もう一つ出荷する側からすると、リスクというものがあります。
オクラにせよ、ササゲにせよそうなんですが、ある程度育ったものの方が美味しい、でも一線を越えると硬くなってしまったり、筋張ってしまったりで、いきなり食べられなくなる、その境目が外見から分かりにくい、ということがよくあります。
勢い、安全側にたおして若めのものを出荷。それが根付いた。ということもあるかもしれません。

たそりあは、「たがやして そだてて りょうりして あじわう」というその由来に込めたように、最終的に味わうことを念頭に置いています。そのために、野菜の常識に縛られず、美味しいものを美味しいと思われる時期に収穫して、美味しい食べ方を提案していきたいと思ってきました。
でも、今回のししとうの件では、常識に縛られている自分を再発見。
いろいろな野菜の世界を開いていくためには、いろんな人の味覚やとらえ方ももっともっと参考にしなければと思いました。

直売所は、そういういろんな方の野菜に対するとらえ方を教えてもらえる場所でもあります。
是非みなさんも、こういうふうになったのが美味しい、こういうのも食べてみたい、常識をくつがした見方をいろいろと教えて下さい。

お客さんに教わったレシピ 日本南瓜と辛いししとう

日曜日, 9月 26th, 2010

昨日、土曜日は鵠沼の直売

接客下手なたそりあ妻も少しずつ直売所に慣れてきました。でも、まだまだトークも気遣いもだめだめなんですが。

それでも、うちのお野菜を前回買って美味しかったから、と買ってくださるお客様がいらっしゃったりすると、わあいわあいと内心大喜びしています。
昨日もキュウリの青大十角ヘチマ、オクラのダビデの星が美味しかったからとリピーターが。ありがとうございます。

昔懐かしいキュウリの味がする青大のリピーターさんによると、このキュウリは、味噌汁に入れると美味しいんだそうです。

ところで鵠沼の直売では、別の農家さんが最近日本南瓜を出しています。でも、日本南瓜って今一つ評判がよくないんですね。

甘くない、水っぽい、西洋南瓜のようなホクホク感が無い。

でも、この日本南瓜って和風のだしで煮るととっても美味しいんです。そこで日本南瓜の煮付けのレシピを南瓜の横に置いておくことにしました。
そうしたら、お客さんから日本南瓜の煮付けのバリエーションを教えていただきました。

よくあるバリエーションは鶏そぼろのあんかけ。
鶏の挽肉なんかで作ったあんを日本南瓜の煮付けの上からかけるという料理で、これはあちこちのレシピでも見かけます。
今回教わったのは、鶏の挽肉の代わりに、カジキ、メカシキなどのお魚を使うバリエーションです。カジキ、メカジキなどをほぐしてあんにしたものを日本南瓜の煮付けの上からかけるというレシピ。
日本南瓜は淡泊な旨みが主体だから、動物性の味と合わせると美味しそうですが、お魚のあんというのが面白い視点です。メカジキなんかも旨みの濃い魚ですから、とっても合いそう。

そして、もう一つ教わったのが辛いししとうを使った料理。

今年のたそりあの畑のししとうは辛くなってしまったものが多かったんですが、そういう辛いししとうを使った料理を教わりました。
ししとうを細かく切ったものを醤油にしばらく漬けておきます。
そのししとう入り醤油でカツオなどのお刺身を食べると美味しいんだそうです。
刺身を食べる時に薬味にニンニクとかショウガを使いますが、そういう薬味の代わりになるんだそうです。
なるほど。
目うろこです。
辛いししとうはその辛さを生かしてやればいいんですね。

というような話を、たまたま夜お会いした、たそりあ夫のかつての研修仲間であるみらくる農園の当主にしましたら、もう一つ辛いししとうのレシピを教えていただきました。

辛いししとうを細かく切ったもの、ネギを細かく切ったもの、味噌、醤油を混ぜ合わせて練り練りします。
これがご飯のともにぴったり(おそらくお酒のおともにも)。

いやあ、どちらも美味しそう。
そして、何より簡単なところがグーです。
(農業は忙しいんです。もう最近手抜き料理ばっかりで・・・)

レシピを教えていただいた方々、どうもありがとうございました。
皆さんも直売所で是非マイレシピを教えて下さいね。

旬の野菜情報 2010.9.24

金曜日, 9月 24th, 2010

野菜情報の更新です。

秋野菜はまだ育っていませんが、夏のはじめに蒔いたレタスを出荷しています。
また定植の遅れたパプリカに少しばかり収穫が。唐辛子も色づいてきました。

レタスLittle Gemオリンピア美味タス

残暑厳しい頃には苦味の強かったレタスも、少し気温が下がってくると苦味がさわやかに、美味しくなってきました。
逆に今度は一気にとうだちを始めようとするため、とうだちする前にどんどん出荷せざるを得ません。オリンピアなどはほんとは結球レタスなんですが、緩めの結球のままで直売所に運びます。
春蒔きのレタスの種の残りをたわむれに夏の始めに蒔いてみたのですが、夏のレタス作りの難しさを実感。
それでも、夏場は直売所にもこのようなレタスはほとんど無いため、半結球のものでも売れ行きが良いようです。

パプリカやししとうなどは春にたくさん苗を作ったのですが、農地開墾作業などに追われて、十分なケアができないまま、雑草に埋もれて出荷できるような収穫ができないまま過ぎてしまいました。でも、かなり遅くに定植した一群から最近僅かばかりの収穫ができています。

Doux D’Espagne:赤いパプリカで、完熟すると生でもとても甘く、美味しい品種です。

Golden Marconi:黄色いクサビ型のパプリカで、甘味のあるきれいな品種です。

ひもとうがらし:辛くないししとうの一種で、奈良の在来種です。スリムな形と旨みが特徴ですが、残暑のせいか、虫が多いせいか、わずかに辛みが出てしまいました。炒め物にしたり、焼きびたしにしたりと楽しめます。

辛い唐辛子もいろいろできてきました。
でも、こちらは実を言うと、まだ味見してないんです。
普通のお野菜のように生でばりばり味見ということがしにくい、というのもあります。
やっぱり料理に加えて味を見てみようと思っているのですが、なかなかその時間が取れません。
それでも一応品種をご紹介しておきますと、

Fish:フィラデルフィアやボルチモアのあたりで、魚料理・甲殻料理にずっと使われてきた辛い唐辛子です。

Korean Dark Green:韓国でキムチなどに使われる辛い唐辛子です。濃い緑色の未熟果と赤い完熟果があります。

Leutschauer Paprika:ハンガリーのパプリカ唐辛子の一つで、辛さはマイルド。乾燥させると風味が抜群、だそうな。

Thai Red Chilli:タイ料理に使われる辛い唐辛子。ころんとした形がかわいい。

そして、もう一つ遅ればせながら登場したのが、夏の葉物ツルムラサキ
実はずっと前から畑にあったんですが、繁りが悪い、味見してみたらくせが強い、ということでお客様に出すのは控えていました。
でも先日再び味見してみたら、くせが無くなり、とても美味しくなっていたので、直売にも出すことにしたんです。
繁りは相変わらずなので、たいした量は出せませんが・・・。

秋野菜はまだまだですが、変なところで夏野菜を引きずっている畑です。