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Archive for the ‘野菜販売’ Category

毛布をありがとう!

水曜日, 1月 26th, 2011

うちに捨ててもいい古い毛布がいくつかあるんだけど、要るなら今から持っていくから。

という夜の電話に、「要る!要る!」と二つ返事で答えた30分後、たくさんの古い毛布が私たちの手に。

先日のブログ「凍る野菜」で、収穫した野菜を一晩ハウスに保存しておいたら凍ってしまった話を書きました。
野菜を入れたコンテナを保温しておくのに、古毛布でくるむのがいいそうだけど、手元には無いと書いたら、ブログを読んだ友達から冒頭の電話があったんです。

こういうのすごく嬉しいです。ありがたいです。

早速今週の収穫後、コンテナを毛布でくるみました。
いつもは葉物は用心してうちまで持って帰っていたのですが、毛布があればきっと大丈夫だろうと葉ものもコンテナに入れて、毛布でくるんでおきました。
翌朝、凍ることもなく、全部無事な姿。
これで少々の寒波が来ても安心していられます。

ほんとにどうもありがとう!
大事に(土まみれにはなるだろうけど)末永く使わさせていただきます。

セット野菜とトンネル

水曜日, 1月 19th, 2011

たそりあから定期的にお野菜を買いたいとおっしゃる方がいらっしゃって、去年秋から、セット野菜みたいなものを始めました。

みたいなものっていうのも、いや、まだまだまっとうなセット野菜が組めるほどの野菜の種類がないからなんです。
酷暑でうまくいかなかった苗作りで、キャベツ、白菜なんて夢のまた夢です。
種を蒔けば、大雨で流され、双葉をオンブバッタに喰われたニンジンも殆ど収穫が望めません。
長ネギも苗作りで草に負け、イモ類もろくな収量がありません。
一回や二回堆肥を入れたくらいじゃ、なかなか改良されない地力の畑では、生育の悪いものも多々。

こんなんじゃ、セット野菜なんて無理・・・
と言いたくなるような畑から、やせ地でも育つ野菜や、なんとかまあまあ生育した菜っ葉類などをかきあつめて、おまかせでセット野菜らしきものを週に一回届けさせていただいてます。

セット野菜にとっては、これからが大変な季節。
冬の根菜は春の訪れとともにとうだちを始め(すなわち根っこがまずくなってくる)、新しい菜っ葉類、新しい野菜は、これから種を蒔くところという、いわゆる春の端境期に突入します。

セット野菜を始める前は、端境期はしょうがないって思っていました。
いずれはいろいろ考えるにしても、まあ初年度だし、完璧に一年中野菜を切らさずに作る必要もないし(自給はできなくなりますが)、と思っていました。
でも、セット野菜を始めると、うっ、やばい!なんですね。
お野菜が切れたらやばい。
セット野菜に入れるものがなくなったらやばい。
なんか、こう責任感みたいなものが芽生えてくるんですね。

そういうわけで、厳寒期、トンネル栽培を始めることにしました。
畑の畝にトンネルをかぶせて、その中に早春用の菜っ葉やカブやラディッシュなどの種を蒔きます。
本来なら発芽も成長もしない気候なんですけど、トンネルであたたかくして、発芽・成長をうながします。

今では真冬でも菜っ葉はあって当たり前のものなんですよね。
でも、昔はそんなものは真冬には無かったんですよね。
秋に収穫したものを漬物など保存食にして、冬はしのいでいたんですよね。
初めての春の若菜がどんなに待ち遠しかったか、
七草の粥がどんなに晴れ晴れしかったか、
春の端境期のことを考えるにつけ、そういうことを想像してしまいます。

さて、トンネル栽培、うまくいくか?

凍る野菜

木曜日, 1月 13th, 2011

厳寒期に突入。
神奈川県南部で厳寒期なんて言ったら、もっと寒い地方の人たちに鼻であしらわれそうですが、やっぱり寒い日が続いています。

この時期、収穫は午後に限られます。
午前中に直売や出荷がある時には、前日の午後に収穫します。
厳寒期の朝採り野菜なんて、ありえないんです。

だって、朝は野菜が凍ってるんだもの。

霜でがちがちに凍りついた畑から、大根を引っこ抜こうなんて思ったら、大変です。
凍った大根の葉っぱはちょっと強い力で握っただけでぼろぼろになってしまうだろうし、がちがちの地面から大根だってすんなりと抜かれてくれません。無理して抜いたら、大根だって傷つくだろうし、収穫後の野菜の傷みも早くなります。

というわけで、地上も地面も溶けた午後、収穫作業を行います。
収穫して、泥を落として、洗うものは洗って、新聞紙にくるんで、コンテナにしまって、一晩ハウスで保管します。
翌朝、最後のこさえをして、袋詰めなどの出荷作業を行います。

ところが、ところが、です。
先週の土曜日の朝、前日収穫した野菜の出荷作業をしようとして、愕然としました。

ハウスの中で、コンテナの中で、新聞紙にくるまれた野菜が凍ってるんです!

ハウスの中って、実は寒いんですね。
昼間はあったかいんだけど、夜はあまり外と変わらないくらい寒い。

ボウルに張った水も凍ってるし、ペットボトルに入れた水も凍っています。
(家からペットボトルに水を入れて運び、ハウスでボウルにその水を注いで、野菜を洗うんです。
 都会の新規就農者は、普通の農家みたいに庭先で水道や井戸水で洗えるような設備はありません)

新聞紙にくるんで、コンテナに入れるくらいじゃ、保温としては全然足りなかったんですね。
さらに前日洗った水気が残っていたのが、よくありませんでした。
新聞紙ごと凍った野菜。

土曜日は鵠沼の直売。
迫りくる時間を気にしながら、ようやく昇った朝日の当たる場所に野菜を置いたり、師匠の農場におしかけて、焚き火の近くの少し暖かいところで、自然解凍につとめました。

葉物は自然解凍できれば、だいたいオッケーなんです。
地上部にある葉っぱは、毎日凍っては溶け、凍っては溶けを繰り返しているのですから。
でも、大根やカブの根っこの深いところは、土深くぬくぬくと覆われて、今まで一度も凍ったことのない部分です。
凍ることに耐性がありませんから、一度凍ってしまうと、溶けても透明な質感に変わって、元には戻りません。
(大根でもカブでも地上近く、地上から突き出ている部分は毎日凍っているから、おそらく凍っても大丈夫なように糖分が多くなっているのだと思います。大根でも根っこに近い方が辛く、葉っぱに近い方が甘いのは、そういう理由からじゃないでしょうか)

この日の直売は結局一度凍って溶けた野菜を、いつもより安い値段で売りました。
今朝凍っちゃったので、できるだけ早く調理してくださいね、とコメントをつけながら。

その後、

洗ったら水気はよくぬぐう
保温のため、コンテナをさらにござでくるむ
(本当はボロ毛布とかがあればいいんでしょうが、すぐには手に入りそうにありません)
葉物は家に持ち帰って保管する

というふうにしました。
それだって、大寒波が来たら、完全じゃないかもしれないんですが。
一つ一つ失敗をクリアしていくしかないんですね。

土曜の直売は午前だけです

土曜日, 1月 8th, 2011

済みません。

8日(土)、恒例鵠沼の直売、今年最初の初売りになりますが、お試しで一日直売をやります。

って、先日書きましたが、諸般の事情により、一日直売は取りやめになりました。
いつもどおり9:30~お昼頃までの直売となります。
申し訳ありません。
よろしくご了承下さい。

今週末の直売

木曜日, 1月 6th, 2011

今週末は、直売の梯子です。

8日(土)、恒例鵠沼の直売、今年最初の初売りになりますが、お試しで一日直売をやります。
今までは、9:30からお昼頃までの直売でしたが、午前中になかなか来れない方、お昼頃に駆け込みで買いに来られる方も多いため、試しに午後もやってみようかという話になりました。
とりあえずは8日一回限りの試みです。
午前、なかなか来られなかった方、是非、8日は午後もやってますので、覗いてみてくださいね。

9日(日)、成城学園前でお野菜を売る、アグリス成城の直売です。

日時:12月9日(日)10:00~14:00、

場所:アグリス成城入口

また、9日(日)は、ECOMOで月一のエコモノ市が開催されます。
いつものようににこにこ農園さんの出店にジョイントさせていただくかもしれません。

よろしくお願いします。

ECOMOのMOREに載りました

木曜日, 1月 6th, 2011

いつもたそりあのお野菜やハーブを出しているECOMOが会員向けに発行している「MORE」という小冊子があります。
この新年号にたそりあが載りました。

「しゃべる」というコーナーに、バッチフラワーレメディ・ハーブ・パワーストーン「Pied à Pied」の蔦田さん、ECOMOのレストランPloufのスタッフの方と、たそりあ夫婦の座談会の内容が載ったんです。

テーマは「暮らしの中のハーブ」

ハーブへのアプローチが四人四様に語られます。

ECOMOに初出荷の折に新年号をいただいてきて、「しゃべる」の座談会についてはあらかじめ承知のことだったのですが、びっくりしたのが表紙。
うちの畑のよれよれフローレンス・フェンネル君が、すごく魅力的に大写しになってるんです。

さらに「ハーブと暮らす、2011年」という別の特集にも、うちの畑のハーブの写真がいっぱい。

いったい、いつの間に・・・

うちの子たちを素敵に撮っていただいて、いっぱい載せていただいて、ありがとうございました。

旬の野菜情報 2011.1.3

月曜日, 1月 3rd, 2011

旧年中にアップデイトできなかった旬の野菜情報です。

まず、カブから。

Golden Globe Turnip

は、洋モノのカブです。
日本のカブと雰囲気が違います。しっとりと和風のお惣菜に溶け込むカブではありません。
キャベツくさいんです、風味が。
でも、このキャベツくささが油とともに加熱されると、なんともいえない美味しさに変わります。
グリルがおすすめ。(他にもっといい調理法があるのかもしれないけど)

大根では、

上野地大根

が出てきました。
山梨県諏訪地方で作られている辛味大根の一種です。
おろすと水分の少ない、とてつもなく辛い大根おろしが出来ます。これを薬味にして蕎麦を食べたりするそうなんです。
でも辛い大根おろしを楽しむだけではありません。円筒形で揃いが良いということで、干して沢庵にするのによく使われている大根でもあります。
今、うちではこの上野地大根の厚めの切干大根を作っている最中ですが、干すと甘くなります。干しかけをついそのまま齧ってしまうほど美味しいです。
そして、普通のお惣菜にも使える大根なんです。煮物に向きます。

サツマイモも12月にはいろいろ出しました。

安納
金時
太白
紫芋

安納は最近流行のねっとり系の甘~いお芋です。
金時は紅赤と呼ばれている昔ながらの金時ではなく、鳴門金時とか五郎島金時と同じ系統の高系14号という品種です。
ベニアズマと同じくホクホク系の甘いサツマイモですが、ベニアズマとは風味が異なります。
太白は、身が白いサツマイモ。上等な和菓子を連想させる上品な甘さが特徴です。干し芋に向く品種ですが、焼き芋などでも楽しめます。年配の方には懐かしいお芋らしい、という話も聞きました。
紫芋も、最近あちこちでよく見かけるようになりました。中まで濃い紫のサツマイモで、ベニアズマなどほど甘みは強くありませんが、紫のもとになっているアントシアニン色素の健康効果が期待されてか、人気上昇中です。紫を生かしてスイーツにしたり、揚げたものをつけあわせの彩りに加えたり、いろいろと応用範囲の広いサツマイモです。

菜っ葉類もいくつか。

ごせき晩生小松菜

小松菜は日常のお惣菜に活躍の菜っ葉です。おひたし、汁の具、炒め物。
特に関東圏では雑煮の具に欠かせないのでは?

鳴沢菜

は菜と名はつけど、むしろカブに近いです。
野沢菜の近縁にあたりますが、野沢菜と違い、大きく太る根っこがカブのように食べられ、しかも美味しいんです。
寒さにあって、葉にも根にも旨みを増すこの野菜は、昔から山梨県鳴沢村で作られてきました。
煮物、炒め物、汁の具、漬物、料理幅の広いお野菜です。

タアサイ

は、もうすっかりなじみになった中国野菜。
炒めると旨みが出てきて、美味しい。

蕾野菜も年末からデビューです。

ブロッコリーでは、

Calabrese Green Sprouting Broccoli

イタリアから1880年代にアメリカに渡って、ずっと作られてきた品種です。
硬い蕾も、やわらかくほどけてきて花が咲きかけた蕾も、どちらも美味しいです。

カリフラワーでは

Purple of Sicily
Green Macerata

Green Macerata はちょっと黄緑色がかったカリフラワー、Purple of Sicily はシチリア島の紫のカリフラワーです。
紫色は加熱すると緑になるという話なのですが、我が家でやってみたところ、茹でても蒸しても緑になりませんでした。ちょっと色調が暗くなるものの紫のまま。
どちらも茎も葉も美味しく食べられますから、捨てないで下さいね。

僅かながらも黒豆も収穫しました。
お正月の甘い黒豆も美味しいですが、硬めに茹でた黒豆をご飯と一緒に炊き込んだ黒豆ご飯もいいものです。

ハーブ類はもうすっかり影を潜めてしまいましたが、冬に収穫のハーブもあります。

ホースラディッシュ

西洋わさびとも呼ばれています。ローストビーフの薬味にするので有名です。
扱いは普通のわさびとだいたい一緒。食べる直前に、目の細かいおろしでおろして下さい。細胞が潰れて空気に触れると、酵素の働きで辛味成分が生じるんです。時間をおくと辛味が抜けてゆきますから、注意して。
保存は、土に生けておく、濡れ新聞紙にくるんで冷暗所(冷蔵庫の野菜室など)におく、など、涼しいところで乾かさないようにが基本です。

厳寒期に入り、野菜も少しずつ乏しくなっていきます。
春までちゃんと野菜を出していけるんだろうか・・・心配になってくるこの頃です。

良いお年を!

金曜日, 12月 31st, 2010

とうとう大晦日になってしまいました。
野菜情報を年内にアップしようと思ったのですが、かなわず。

ページだけアップした野菜のリストを、とりあえずここに挙げておきます。

カブ:
Golden Globe Turnip

大根:
上野地大根

サツマイモ;
安納
金時
太白
紫芋

昨日も落ち葉拾いに行くつもりでしたが、馬糞堆肥の調達で時間が無くなってしまい、こちらもかなわず。
新春に持ち越しとなりました。

振り返ってみれば、春に就農して一年足らず、無我夢中で走ってきた年でした。
借りたばかりの畑は、いわゆる耕作放棄地が多く、地力が足りなかったり、大雨が降るととんでもないことになったりと、必ずしも条件の良い畑ばかりではありませんでした。
技術の不足、知識の不足、経験の不足もありました。
先輩農家に「大変な年に就農しましたねぇ」と言われたように、酷暑・水不足など御しがたい気候の年でもありました。

そんなこんなで、当然のことながら、種を蒔いたけど、定植したけど、育たなかった野菜、お客さんのところまで到達できなかった野菜が、実は山のようにあるのです。
成功した(一応売りに出せた)野菜の方が少ないかも・・・。

直売などに出せた野菜でも、本当にお客さんに喜んでもらえる野菜だっただろうか?
これが、一番気がかりなことです。
もちろん直売などに出す前には、必ず自分たちで試食するようにはしています。
でも野菜の味は個々で変わります。
旬の移り変わりの間にも変わってゆきます。
味だけでなく、スが入っている入っていない、筋っぽくなるやわらかい、などの特性もいろんな条件で変わってきます。
できるだけ注意したつもりでも、全ての野菜を切って食べてから売りに出すわけにはいかない以上、美味しくない野菜、筋っぽくなった野菜などがお客さんに買われてしまった可能性もおおいにあります。
これはある意味野菜を売るということについてまわる宿命なんだろうなと思い、少しずつ経験を積むしかないんだろうなと思いながらも、いつもいつも気がかりになっていることです。

野菜の食べ方についてもそうです。
たそりあはあまり市場に出回っていない野菜もかなり育ててきました。
自分で調理してみて、この食べ方が美味しいと思われる調理法をなるべく提案してきたつもりですが、ひょっとして舌足らずでうまく伝わっていないかも・・・と心配になることも多いのです。
茹でる・・・と言っても、その茹で方は千差万別。
焼く・・・と言っても、焼き方にはさまざまな方法があります。
野菜にいつも付けている説明ラベルのスペースの関係上、微に入り細を穿った説明にすることはできませんが、簡潔にしすぎて、必要な情報が伝わっていないんでは?と悩むこともあります。

いろいろ悩みも多い一年目でしたが、いろんな方に支えられた一年でもありました。
直売所に来ていただいたたくさんのお客さん、たそりあのお野菜を使って下さったお店の方々、ECOMOなどのスタッフの方々、いろいろとサポートしてくれた友達、師匠とその御両親、たそりあ夫の研修仲間、神奈川の有機農家の仲間
本当にどうもありがとうございました。

来年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。
(そしてたそりあにとっても素晴らしい年となりますように)

どうぞ良いお年をお迎え下さい。

カブのグリル

月曜日, 12月 13th, 2010

12月になり、霜がおりるのも珍しくなくなりました。
野菜はすっかり冬野菜仕様です。
大根、人参(うちはまだ殆ど出せていませんが)、長ネギ(うちは殆ど出せていませんが)、キャベツ(うちは全く出せていませんが)、ブロッコリー(うちは全く出せていませんが)、カブ・・・

直売所でも定番冬野菜は人気ですが、一つだけ例外があります。

カブ、蕪

なぜかカブの売れ行きがすんごく悪いことが多いんです。
うちのカブは見目も悪く、生育も悪く、小さくて貧弱なものが多いので、うちのカブだけが売れないのなら納得がいくのですが、師匠の農場の立派なカブですら殆ど売れないんです。

なぜ、なぜなんだ?

カブって美味しいのに!

と、不思議に思っていましたが、カブってどうも好き嫌いがあるらしいです。
師匠のお母さんによると、カブは好きな人と嫌いな人にはっきりと分かれる、んだそうです。
(師匠のおうちでは、師匠とお母さんがカブ大好き、お父さんがカブ大嫌いなんだとか・・・)
加えて藤沢のあたりでは、昔はカブって殆ど作っていなかったそうです。だから、昔はカブが食生活に取り入れられていなかった。そのまま世代を経て、なんとなく受け継がれてきた食文化が、なんとなくカブを敬遠している・・・のかもしれません。

カブって美味しいのに!

ところで、先日の鵠沼の直売では、幸福の絶頂にいる仲間が炭火バーベキューセットを持ち出してきて、大根ステーキを直売所の横で作っては、みんな(お客さま&スタッフ)に振舞いました。
これはいい機会とばかり「うちのカブも焼いて!」とお願いして、カブもいろいろ(寄居カブ、聖護院カブ、酢茎菜)焼いてもらいました。
このカブのステーキ、カブの鉄板焼きが大当たり!

自慢じゃないですが、うちの寄居カブ、見かけはすんごいちんくしゃで、生育不良のあばたづらだったりするんですが、とっても甘くて美味しいんです。

自慢じゃないですが、京都の酢茎漬けで有名な酢茎菜という名前の珍しいカブ、これもカブらしからぬ形でいつも敬遠されていて、売れたことがないんですが、すんごく甘くて、ジューシーな食感があるんです。

そして、聖護院大カブもどこが大カブなんだ?っていうくらい、こじんまりした出来ですが、加熱するといい味が出てくるんです。

これらのカブをスライスして切って炭火で焼いてもらって、お客さんに無理矢理(?)食べさせたら、好評で、おかげさまで初めてスグキナが売れました!

気をよくして、昨日のアグリス成城での直売にもカブの試食を出しました。
さすがに成城学園前に炭火バーベキューセット持ち込むのは大変なので、前日夜、塩とオリーブオイルを軽く振ってグリルしたカブを、持参しました。
炭火で焼きたてに比べたら、どうしても味は落ちますが、それでもみなさん「甘いっ!」ってびっくりされてました。
特にスグキナ大好評で、完売。売り切れてから来られて買えなくて残念がるお客さままでいらっしゃったくらい。

実は、カブのグリル、我が家でもごく最近レパートリーに加えたレシピなんです。
最近はいろいろなレストランでお野菜のグリルを出していらっしゃるところが多くて、我が家でも試してみたら、これが簡単で、しかも野菜の持ち味を引き出して美味しい、ということが分かったんです。
うちでは、電子レンジオーブンのグリル機能を使っていますが、オーブントースターで焼いてもいいし、フライパンにオリーブオイルなどを敷いて、ステーキ風に焼いてもいいと思います。カブだけじゃなく、大根、人参、いろんな野菜をいっぺんにグリルすれば、楽しいし、味比べも簡単にできます。

野菜のグリル、お勧めです!

カブって実は食べず嫌いの人が多いのかも。
漬物のイメージしか無かったり(漬物も美味しいんだけど)、今ひとつ料理にするイメージが少ないのかもしれません。

カブは漬物、ピクルスでも、もちろん美味しいですが、それだけじゃありません。

これからの寒い季節は、クリームシチューなどにすると、たまらなく美味しいです。
鶏肉とカブのクリームシチューなんて、暖かくて、ほっとして、ああ、この寒い夜にぬくぬくとおうちにいられて幸せ!って思える一品です。
ちょっと方向を変えて、鶏肉とカブのグラタン、なんてのも美味しそうです。

そして、簡単に暖かい料理を・・・という方は、是非グリル(あるいはステーキ)を試してみて下さい。
特に赤カブと白カブをスライスしてグリルして、きれいにお皿に盛り付ければ、クリスマスパーティにも出せる紅白のオードブルができます。

やっぱり、試食って大事!
って思った週末でした。

12日は成城学園前でお野菜売ります

水曜日, 12月 8th, 2010

12月のアグリス成城直売は、第二日曜日の12日です。

日時:2010年12月12日、10:00~14:00
場所:アグリス成城入口(アクセスについては、こちらより)

ハーブなどはあまり出せませんが、冬野菜本番となります。
お近くの方、どうぞ足をお運びください。